手汗と交感神経の関係、交感神経と副交感神経のバランス
皆さんは「交感神経」と「副交感神経」という名称を聞いたことはあるでしょうか。交感神経と副交感神経とは自律神経の種類のことで、手汗の症状に大きく関わっています。
ここでは手汗と交感神経の関係、そして交感神経と副交感神経のバランスについて詳しく見ていくことにしましょう。
手汗の症状は、自律神経のバランスが崩れることで起こります。つまり交感神経と副交感神経のバランスのことですが、この2つの神経系は私達の体調を健康な状態に保つためにとても重要な役割をしています。
たとえば交感神経が優位の状態、交感神経にバランスが傾いてしまっている場合には、動悸、のぼせ、めまい、頭痛といったように体調が悪くなることが特徴です。
手汗をかきやすくなるということも、交感神経が優位になりすぎてしまっていることから現れる症状です。人によっては、手汗だけではなく全身に汗をかいてしまうこともあります。
だからといって副交感神経が優位になりすぎてしまってもいけません。
副交感神経の方に程よくバランスが傾いていれば手汗をかく頻度も発汗量も抑えられますが、副交感神経が優位になりすぎていると日中なのに眠気がひどかったり、尿意が近くなったり、体がリラックスしすぎている状態になってしまいます。
交感神経は活動の神経でもありますから、やはり日中の間は交感神経がある程度はたらいていることが望ましい状態といえます。
反対に副交感神経は、夜に近くなるにつれて優位になっていくことがベストです。ゆっくりと良い睡眠をとるためには副交感神経が優位の状態であることが望ましいので、夜は心も体もリラックスさせることが大切なのです。
このように1日の間でもはたらかせるべき自律神経は異なっているのですが、多汗症の患者さんや精神疾患を抱えている患者さんの場合は、交感神経と副交感神経のバランスが上手くとれなくなってしまっています。
体が正常な状態であれば、自立神経のバランスも正常に保たれていくのですが、多汗症や精神疾患である場合は非常に神経が不安定な状態となっています。
こうした不安定な状態になってしまう原因としては、やはり強いストレスや緊張感、不安感、恐怖感などが考えられます。
不安定な精神状態から抜け出すには、今感じているストレスを取り除くことが第一です。ストレスを取り除くことで交感神経と副交感神経のバランスも正常に戻り、手汗の症状も抑制されていきますよ。


